ひとひ

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小1の息子と夫の3人暮らし。持たない暮らし、シンプルな暮らしを目指しています。

1歳10ヶ月の息子が川崎病になったはなし【前編】



8月に1歳10ヶ月の息子が川崎病にかかり、入院治療をしました。

現在は退院しています。

今のところ心臓に後遺症はなく、日常生活での制限もありません。



川崎病という名前を聞いたことがある方も多いと思います。

でも、症状まで知っている方はそこまで多くないんじゃないかと思います。



私も「名前は聞いたことがある」という感じでしたが、ちょっと前につま子さんのブログで川崎病ってこんな症状が出るんだなぁ」と読ませていただいたところでした。



そのおかげで「もしかしたら息子も川崎病かも!?」と疑うことができ、治療につながりました。



しかし川崎病の治療に繋がるまでには紆余曲折があり、そのぶん息子にも辛い思いをさせてしまったと後悔をしています。

同じ病気でも症状の出方が違うので、「うちの息子の場合はこんな経過をたどりました」と書き残しておこうと思います。


長くなったので、前編・後編に分けます。


川崎病とは

日本では、一年間に1万5千人くらいのお子さんが発病しています。

・全身の血管に炎症が起こります。
・この病気の原因はよくわかっていません。
・おもな症状は、数日以内に出そろってきます。
・適切な治療を行えば多くの患者さんは解熱し、元の日常生活ができるようになりますが、時に心臓に後遺症が残る場合があります。

川崎病とは?|川崎病 免疫グロブリン療法を受ける患者さんと保護者の方へ


川崎病の症状


・5日以上続く発熱
・両方の白眼の充血
・唇や舌が赤くなる
・色々な形の発疹
・手足が赤く腫れる
・首のリンパ節が腫れる

これらが主な症状です。


急な発熱ではじまることが多く、6つの主要な症状のうち5つ以上、または4つに加えて冠動脈病変が確認された場合に『川崎病』と診断されます(4つ以下の症状で冠動脈病変がない場合や3つ以下の症状で診断される不全型も20%程度あります)。

川崎病についての詳しい説明はこちらが分かりやすいと思います。



発熱1日目(8/18土曜日)

いつもよりも抱っこを求めてくる回数が多かったので、熱を測ると38.5℃ありました。

そのため、かかりつけ病院のM医院へ。

溶連菌の検査を受けましたが陰性でした。

熱以外の症状がないので病名は不明。

2〜3日熱が続くようなら、また病院に来るようにと言われて解熱剤をもらって帰りました。


発熱2日目(8/19日曜日)

午前中からぐったりしていて、私にべったり。

熱が38.5℃を超えたタイミングで解熱剤を飲ませました。

解熱剤を飲ませると元気になり、いつもより少なめだけど食事もとりました。

解熱剤が切れると熱がぶり返し、だるそうでした。


発熱3日目、おたふく1日目(8/20月曜日)

熱はあるものの前日よりも下がり、元気も出て来た様子。

ああ良かった、と胸をなでおろしていました。

しかし、おもちゃで遊ぶ息子が、なぜだか少しだけ首を傾けていました。

はて?

と思って息子を正面から見ると片側の首(リンパのあたり)が腫れているのに気づきました。

「あ、やばい、おたふく風邪かも」

と思いつつ急いで病院へ。



診察をしてもらったところおたふく風邪の疑い」と言われました。

おたふく風邪の場合は見た目での診断になるらしく、確定できないそうです。

そのため「おたふく風邪として処置します」と言われました。

5日間の外出禁止・安静、対症療法として解熱剤の処方、4日目or5日目に再度受診してくださいと言われました。



もし2〜3日で腫れが引く場合は別の病気の可能性があるので、その場合も受診するようにと言われました。

病院から戻って少し昼寝をすると、ひどくぐずったので(腫れが痛い?)解熱剤を飲ませました。

しんどいのか、夜中も何度も起きていました。


発熱4日目、おたふく2日目(8/21火曜日)

夜中から39℃を超える熱が出ていて、解熱剤を飲ませてもぐったりとした様子だったので再度病院へ。

解熱剤の使用回数を相談して増やしてもらいました。

一日中私にはべったりで、私はほぼ身動きを取ることができませんでした。

今思うと、川崎病の特徴の一つである『不機嫌』が出てきていたんだろうなと思います。



首の腫れはどんどん大きくなり、かなり痛みがあるようでした。

そのため首を動かすことができなくなりました。


発熱5日目、おたふく3日目(8/22水曜日)

ぐったりして、横になっている時間が長かったです。

夜になってBCGの跡が赤くなっているのに気づきました。



BCGの腫れでとっさに思い浮かんだのが、つま子さんのブログでした。



この時点で川崎病の症状として当てはまるのは、熱が5日以上、首の腫れでした。

すでに病院は閉まっている時間。

私の気のせいかもしれないし、どうしよう、どうしようと悩みました。

息子はすでに寝てしまったので一晩様子を見ることにし、翌朝になってもBCGが赤くなっているようなら迷わずに受診することを決めました。



しかし翌日は、かかりつけのM医院は休診。

しかも木曜日に休診の病院が多い!

午後からなら診察をしているSクリニック(小児科)を見つけたので、そこに連れて行くことに決めました。



BCGが赤くなった時の写真です。

上手く撮れていませんが、BCGを打ったところ全体が赤くなっていました。


発熱6日目、川崎病疑い(8/23木曜日)

相変わらずの高熱。

BCGが赤くなっていて、体に赤い発疹、さらに目が少し充血していました。



発疹はこんな感じでした。

色々な形の発疹というよりも、細かい発疹が背中や太ももにたくさん出ていました。



急遽母が午後から仕事を休んでくれたので、3人でSクリニックへ。

私の中では川崎病だと覚悟が決まっていました。

市立病院や大学病院に紹介状を書いてもらい入院する可能性もあると思ったので、息子のオムツや着替えを多めに持って行きました。

初めての病院だったので、今までの経過を説明し、川崎病なのではないかと思っている」と伝えました。



Sクリニックは昔からやっている小児科専門の町医者で、見てくれたはおじいちゃん先生でした。

(結構繁盛していて、他にも患者さんが何人もいました)

首の腫れを見て、「おたふくの腫れ方だと耳の下が腫れるけど、首が腫れているからおたふくではない」と言われました。

そして川崎病の疑いがあります」と言われました。

てっきり私はそのまま紹介状を書いてもらい、大きな病院に転院になると思ったのですが、「薬を出すので2日後に来てください」と言われました。

拍子抜けしたような、本当に病院に入院しなくていいのか、すごく複雑な気持ちでした。


発熱7日目(8/24金曜日)

首の腫れは少し収まり、相変わらず熱はあるけれど、少しずつ落ち着き、機嫌も良くなってきました。

『薬が効いてきたんだな、よかった』と思いつつ、

でも川崎病なら心電図や心エコーをしなくちゃいけないのでは? と少しモヤモヤしていました。

翌日病院に行った時に心電図やエコーのことを聞かなければと心に決めました。



【後編に続きます】




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