以前がっちゃんさんのブログにこんな記事がありました。
息子が生まれてからまもなく1年です。
出産前、『母乳で育てたい』と思っている方が多いのではないかと思います。
私もできれば母乳で育てたいと思っていました。
でも実際はほぼミルクで育てました。
母乳育児を断念した経緯と、ミルク育児で工夫した点を書き残したいと思います。
- 出産後
出産した病院によっても違うと思いますが、私が出産した病院は初産の人は混合(母乳とミルク)にしていました。
(個人差はありますが、初産の場合は母乳の量が安定するまでにしばらくかかることがあるので、入院中は母乳とミルクのほうが良いという判断なのだと思います。母乳の出る方は母乳のみにしているようでした)
授乳指導はありましたが、母乳マッサージなどはなく、「これで本当に母乳が出るようになるのだろうか?」と不安になりました。
入院中は母乳が出なかったのですが、「おっぱいを口にくわえさせてからミルクを飲ませるように」と指導されていたので、そのようにしていましたが、母乳が出ている感覚は全くありませんでした。
息子はすこし小さく生まれたのでミルクを飲むのが下手っぴで、病院で用意してくれたミルク(60CC)を飲み干すことはほとんどありませんでした。
はっきりとした言葉は覚えていませんが、退院時に看護師さんから「この子は少し小さいから夜中に寝ていても起こして飲ませて。量が飲めなかったらこまめにあげて」というようなことを言われました。
- 退院後
息子はとにかく寝る子でした。
エネルギーを消費しないように寝続けているみたいでした。
最初の頃は夜間にお腹が減って泣くことが少なかったので、自分でスマホのタイマーを3時間ごとにセットして、母乳とミルクをあげていました。
起こそうとしてもなかなか起きないし、やっと起きたと思っても、ミルクをちょっと飲んだら寝るような子でした。
すやすやと寝ている子を無理やり起こして、出ているのかよくわからない母乳を飲ませて、ミルクの用意をして飲ませてもほとんど残すという状態で、「この子は本当に生きていけるのか?」と絶望に近い気持ちになったりしました。
- 助産師さんに来てもらう
退院をしてから、胸が腫れて熱を持つようになりました。
母乳が作られてる!
と思ったのですが、自分で絞ってみてもほとんど出ません。
きっとまだ乳腺が開通していないのだと思い、出張で母乳マッサージをしてくれる助産院に電話をして来てもらいました。
(出産した病院は外来での母乳ケアはありませんでした)
助産師さんの母乳マッサージは正直激痛でした。
でも、自分の胸から母乳が噴き出す様子は、なんだか不思議なものを見る気分でした。
そのあと授乳姿勢などを詳しく教えてもらいました。
「母乳が出ないわけではないし、吸ってくれているけれど、ミルクを上手に使っていきましょうね。大丈夫ですよ」と気持ちを楽にしてくれました。
- 電卓とにらめっこ
息子は黄疸の数値が若干引っかかってしまったので、出産してから約一週間後に小児科で検査を受けることになっていました。
黄疸の数値は正常になっていましたが、息子の体重は退院時よりもさらに減っていました。
医師は電卓で体重を計算して、「ミルクは毎回◯◯CC以上飲ませるように。じゃないと体重が増えないよ」と言いました。
(どれくらいの量を飲ませるように言われたのか記憶が定かではありません。でも、息子は医師から提示された量よりも少ない量しか飲めませんでした)
相談をする間も、アドバイスもなく、ただ電卓の数字を提示されただけで診察は終わりました。
出ているか分からない母乳だけでは泣き止んでくれないのでミルクをあげるのですが、ミルクも用意した分量を飲みきることができず、ミルクをあげるとすぐに寝てしまうので、頻回授乳をすることもできませんでした。
正直どうしたら良いのか分からなくて、「この子は死んでしまうんじゃないか」と、怖くてたまらなくて、家で泣いてしまいました。
(産後でホルモンバランスも崩れて、出産後で体の調子も悪く、寝不足だったので、自分の感情をコントロールすることが難しい状態でした)