- 葛藤
一度助産師さんに来ていただいて、母乳マッサージをしていただいてから、何となくでているかも? みたいな感覚が分かるようになりました。
しかし、母乳を飲ませて30分でも1時間でも満足して泣き止んでくれたら、まだ私の気持ちも楽だったかもしれませんが、おっぱいから口を離した途端に「足りない!」というように泣かれてしまうことばかりでした。
まったく母乳が出ないのなら、潔くミルクだけにしたかもしれませんが、多少なりとも出ているようだったので、なかなかミルクだけにするという決心がつきませんでした。
医師から追い詰められるような言葉を言われて、かなり落ち込んで取り乱したのですが、とにかく頑張るしかありません。
- 体重増量作戦
一般的にミルクの間隔は3時間あけるようにと言われています。
息子の場合は一回で飲める量が少なかったので、2〜2.5時間程でお腹が空いたと泣くようになりました。
大人も食べる量が少なければ早くお腹が空きますよね。
赤ちゃんだってそれは同じだろうと思い、3時間前でも泣いた時にはミルクをあげていました。
(3時間以上間隔をあけても飲める量に変化がなかったので、自己判断で3時間前でもミルクをあげていました。)
母乳では足りないことが明らかだったので、いかにミルクを飲ませるか、いかに楽にミルクを用意するかを工夫したのですが、それは次の記事でまとめます。
2週間検診では体重も増えていて、医師に体重について指摘されることはありませんでした。
(黄疸診察の時とは別の医師だったので、ものすごくホッとしました)
- 大きくなればなんでもいい
助産師さんにはもう一度来てもらいました。
やはり激痛。
助産師さんは「ミルクを上手に使っていきましょうね」と言ってくださいました。
「頑張れば完母(母乳だけで育てる)ができるよ」とは言いませんでした。
たぶん、頑張ったところで、完母にできるほど母乳が出る見込みがなかったのだと思います。
プロに診てもらっても、出ないもんは出ないんだから仕方ないじゃない! と思えるようになりました。
それまでは、ミルクだろうが母乳だろうが大きくなればそれでいいと、頭では分かっているのですが、なかなか腑に落ちずにいました。
でも二度目に助産師さんに来てもらった後からは、あまりこだわりがなくなって来ました。
- 自分が納得できればそれでよい
退院から約1ヶ月半ほど里帰りをしていたのですが、里帰りを終えてアパートに戻った頃にはすっかり冬になっていました。
真夜中に母乳を飲ませてからミルクを用意するのがつらい。
母乳とミルクの混合だと手間がかかるのです。
「あー、母乳だけだったら今頃布団の中で寝られるのにな」と思いながらミルクを用意していたし、ミルクを飲ませて哺乳瓶を片付け終わった頃には体が冷え切っていて、布団に入っても寝つけないことが多々ありました。
明確な意思を持って、「今日から母乳をやめてミルクのみにする!」としたわけではありません。
慢性的な寝不足と、母乳とミルクの両方をあげる手間と夜中の寒さで、だんだんと母乳をあげる頻度が下がり、ミルクの割合が多くなって、気がついたらミルクだけになっていたという感じです。
二度助産師さんに来ていただいたにも関わらず、結局は母乳をやめて完ミ(ミルクだけで育てる)にしたのですが、自分が納得するだけの時間と過程が必要だったのだと思います。