ひとひ

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小2の息子と夫の3人暮らし。持たない暮らし、シンプルな暮らしを目指しています。

5歳がコロナになった記録、感染対策


息子5歳が8月後半にコロナに感染しました。

熱が出たのは一日程、少し喉の痛みがあっただけで咳もなく、症状は軽くすみました。

私と夫は症状はなく、息子の療養期間中に医療用抗原検査キットで検査をして陰性でした。

息子の療養期間が終了したので、うちがやった隔離対策などについてまとめたいと思います。

私と夫が感染しなかったのはたまたまなので、この対策をすればうつらないというものではありません。

ここに書いた情報は息子が陽性になった時点のものなので、陽性になった場合は自治体のHPなどで療養期間などを詳しく確認してください。


陽性者と濃厚接触者の隔離期間の確認

初期の頃に比べるとかなり緩和方向に向かっているので、知っている情報が古くなっている可能性があります。

陽性になった時点で陽性者と濃厚接触者の隔離期間を政府や自治体のホームページなどで確認することをおすすめします。

陽性者は療養期間の案内がSMSで届きますが、濃厚接触者は自分で隔離期間を確認する必要があります。

息子が陽性になった時点では有症状陽性者は発症日を0日として10日間療養、かつ、症状軽快後72時間経過していれば11日目に解除。

濃厚接触者(同居)の場合は陽性者の発症等により住居内で感染対策(日常生活を送る上で可能な範囲での、マスク着用、手洗い・手指消毒の実施、物資等の共有を避ける、消毒等)を講じた日から5日間待機で6日目に解除(短縮方法あり)でした。


MyHER-SYS(ハーシス)への記録

陽性が分かるとMyHER-SYS(新型コロナ健康状態入力フォーム)のIDがSMSで送られてきます。

(うちの場合は当日に届きました)

毎朝10:00前後に体調を登録する旨のSMSが届くので、そうしたら体温などを記入していました。


幼稚園への連絡

それぞれの幼稚園によってどのタイミングで連絡をしてくださいというのが違うと思うので、確認をしておくと良いと思います。

息子が通っている幼稚園の場合は
①抗原検査・PCRを受けた時点
②検査の結果(陰性でも陽性でも)
③療養期間がいつまでか分かったら
以上の3回連絡が必要でした。


隔離対策

陽性の息子だけ隔離できるのがベストなのですが5歳なのでそういうわけにもいかず。

接触機会の多い私が息子と一緒に2階リビング、元気な夫を1階寝室で隔離という方針にしました。

息子にはシャワーの時以外一階に降りるのはやめてもらい、シャワーで一階に降りた時も触ったと思われるところを消毒しました。

私も用事がある時以外は一階に降りないようにしていました。

換気・マスク

室内は室内換気口を全開にし、三方向の窓を少し開けて、エアコンをつけている時でも24時間換気していました。

少し涼しくなり窓を開けていても凌ぎやすい気温だったので良かったですが、猛暑日や冬だと難しかったと思います。

マスクは食事・水分補給・シャワーの時以外はずっとつけていました。

私と息子の両方が同時にマスクを外す機会はほぼなかったと思います。

消毒

何かを触る前、何かを触った後など物も手もしょっちゅう消毒していました。

アルコール濃度75%のものを使用しました。

息子の手や触ったものをしょっちゅう消毒するというよりも、私の手をしょっちゅう消毒していました。

わりと皮膚が強いので手荒れせずに済みました。

息子も食事の前と後、マスクを触ったり外したりした時には手の消毒をしてもらいました。

食事

食事は私が手を消毒してから用意。

息子はキッチン周囲に近づかないようにしてもらいました。

食器や調理道具も消毒してから使用。

使い捨ての紙皿やカトラリーにしたほうが安心だったかも。

私と息子は時間をずらして食べ、私が食べている時は離れていてもらいました。

夫の食事は1階の部屋のドア前に置いておいて、私が2階に上がってから部屋に入れて食べてもらい、また廊下に出しておいてもらいました。

私が動くことができる状態だったので料理をしたのですが、息子が同じ空間にいたので夫にうつったらどうしようと心配でした。

無理に作らず、レトルトを使ったり宅配してもらったほうがよかったと思います。

(後半気持ちが完全に折れてしまったので、濃厚接触者の待機期間が明けた夫にごはんを調達してもらいました)

息子の食べ残しは、普段はキエーロ(コンポスト)で処理していますが、療養期間中は問答無用で袋に密閉して燃えるゴミとして捨てました。

寝る時

私と息子は同じ部屋で寝ましたが、布団を少し離し、頭の位置を上下で少しずらすように布団を配置していました。

トイレ

トイレは2階だけのため、夫にはトイレの時はマスクをして来てもらいました。

私と息子はトイレが終わるたびにアルコールで消毒しました。

シャワー

シャワーの時は「シャワーの時はお話ししないよ」と息子に言ってから短時間でシャワーを済ませました。

2階で服を脱いで洗濯までビニール袋に保管。

浴室の窓を開けて換気扇は強で回し、私はマスクをして服を着たまま息子のシャワーを手伝いました。

シャワーが終わったら着替えるより先にマスク。

掃除は私がやり、アルコールで消毒しました。

気を使いながらなので普段のシャワーより10倍以上疲れました。

毎日入るのは大変だし、あまり汗をかかなかったら数日に1回とかでも良いと思います。

うちは待機期間中シャワーに入ったのは3回でした。

Twitterで見かけた大人の感染者の方は10日間入らずに我慢したようです。どうしてもお風呂は家族と共用になるので、我慢できるなら我慢するのもありだと思います)

洗濯

息子のものも一緒に洗いました。

(分けるとより安心かもしれませんが、そんな余裕がなかった)

普段は夜洗濯で2階に部屋干ししているのですが、隔離期間中は日中洗って、なるべく外に干していました。

部屋干しの時の扇風機と除湿機の音が気になると夜眠れないかなぁと思ったので。

シーツや枕カバーも頻繁に洗えればよかったのですが、天気が悪くほとんど洗えませんでした。

歯磨き

私と息子は2階のキッチンで、夫は1階の洗面所で歯磨きをしていました。

息子は仕上げ磨きが必要なので使い捨て手袋をしてからやり、私が歯磨きするときは息子と距離を置き、背を向けてやっていました。

ゴミ捨て

息子が使ったティッシュやマスクはその都度小さな袋に入れて口を縛ってから大きなゴミ袋に捨てていました。

燃えるゴミは普段は週に1回出していますが、期間中は週2回出しました。

ペーパーふきんや弁当の空き容器などが多く、ゴミ箱から溢れ出てしまう可能性があったからです。

(使い捨て手袋やマスクなどウィルスがついていると思われるものは全て小袋に入れて口をしっかり結んであります)

夫のゴミは1階にゴミ袋を置いて、そこに捨ててもらっていました。

他のゴミは急いで出す必要がなかったので、次週に持ち越しました。

家庭内の連絡

夫とはLINEのビデオ通話で話をしていました。

フィルター機能なんてものがあることをこの期間に知りました。


持っていてよかったもの、便利だったもの

アルコールスプレー複数台、アルコール予備

常に持ち歩いて、触ったものや手をシュッシュしていました。

かなり頻繁にビシャビシャになるくらいシュッシュしていました。

食事前後、息子が触ったものを触る時、自分の目・鼻・口を触る時は特に意識してシュッシュってしていました。

2.5ℓくらい予備を持っていたのですが、足りなくなったので途中で購入しました。

アルコールは多めに用意しておくと安心だと思います。

ビニール袋

マスクや鼻をかんだものなどを密閉して捨てていました。

たとえティッシュ一つでも、その都度密閉して捨てました。

普段なるべくビニール袋を使わないようにしているのですが、この期間で普段の使用量の一年分以上使った気がします。

もったいないけど仕方ない。

防災備蓄品として保管しているものを使いました。

ペーパーふきん

トイレが共用のため普段使っているタオルは使わずペーパーふきんにしました。

私と息子が使ったものはその都度ビニール袋に密閉して捨てました。

こちらも防災備蓄品として保管しているものを使いました。

複数の体温計

日常使うものと非常袋に入れていたものの2本持っていました。

私と息子で1本、夫に1本使いました。

家族が複数人いる方は体温計も複数本用意しておかないと大変だと思います。

食べやすい食糧

ゼリーやそうめんなど発熱時でも食べやすいものがあると安心です。

ゼリーはパウチ型を防災備蓄品として保管しています。

使い捨て手袋

口を素手で触るのに抵抗があったので、息子の仕上げ磨きの時に使用しました。

普段は素手で過ごしていて、頻繁に手を洗ったり消毒していました。

100均で購入したものを防災備蓄品として保管していました。

マスク予備

長時間身につけることになるので、呼吸しやすく耳が痛くなりにくいものを用意しておくと良いと思います。

幼児さんだと普段布マスクを使っている方もいるかもしれませんが、症状が強い時だけでも不織布マスクを使えると安心だと思います。


ハンドソープ予備

いつもよりも手を洗う回数が増えるので、多少予備があるほうが安心です。

予備の歯ブラシ

体調が悪くなった時点で、それまで使っていた歯ブラシは処分しました。

息子は子供用の歯磨き粉を使っているので普段から別のものを使っていますが、歯磨き粉も共用の場合はもったいないけど処分するほうが良いかもしれません。

普段から個人で別の種類のものを使ったほうが安心かもしれません。

ネットスーパー

いつも日曜日に食料の買い出しに行くのですが、感染して行けなかったのでイオンネットスーパーで届けてもらいました。

非対面での受け取り可能です。

医療用抗原検査キット

なかなか手に入りにくいと思いますがあると安心。

医療用抗原検査キットで陽性になったら、医師の確定診断を受ける必要があります。

埼玉県の場合は医療用抗原検査キットで陽性が確認できた場合オンラインで確定診断を受けることができます。
(埼玉県在住で16歳以上50歳未満の基礎疾患がない人のみ。一般のクリニックのオンライン診察でも陽性として確定診断してくれるかも?)

濃厚接触者は陽性者と最終接触があった日を0日として2日目及び3日目に検査を行い、陰性であれば3日目の陰性確認後から待機解除が可能。

リモートワークができない&長期休みが難しい職種の人はあると安心。



これらはあって助かりました。


あればよかったものなど

身体拭くシート、ドライシャンプー

2日目にシャワーをしましたが、浴室を使う順番や脱いだものの保管や掃除など気を使ったので、汗をかいていなければ汗拭きシートなどで凌ぐほうが安心だと思います。
災害時にも使えると思うので用意しておこうと思います。

レトルト食品

おかず系、スープ系のレトルト食品をもっと持っていればよかったなと感じました。
濃厚接触者の私が料理するのはかなり不安でした。

Uber出前館

基本的に食事は私が作ることが多く、出前は誕生日など特別な時のみで、出前を気軽に頼む感覚がありません。
療養生活になって気持ちが塞いでいる時に新しいことをするのは億劫なので、普段から頼み慣れていると療養生活中でも気楽に頼めただろうなと思います。

衣類乾燥機

あれば絶対便利。
療養期間が必ず晴れているわけではないので、シーツを洗いたい時に洗って乾かせる環境があると助かります。
一家全滅して洗濯をする余裕がないときに乾かす手段があるとだいぶ楽だと思います。

折り畳みのちゃぶ台

夫は1階で逆隔離をしていたのですが、ちゃぶ台などがなかったので食事がしにくかっただろうなと思います。
テーブル代わりになる段ボールでも用意してあげればよかったかも。
でも気持ちの余裕がなかったので無理でした。


思ったこと

どこに受診するかあらかじめ考えておく

息子が発熱したのが金曜日の夕方で、土曜日は発熱外来受診できる時間や病院が限られるため、どこの病院が何人受け入れていて、予約方法や予約開始時間を一覧にして優先順位を確認しました。

かかりつけは受け入れ人数が少なく、電話予約のため電話が繋がらないと受診できない可能性があるので、朝早い時間にネットで予約できる&受け入れ人数の多いT病院に受診しました。

(T病院はかかりつけ以外も受診可能な病院です。T病院の予約ができなかったら次は電話予約開始時間が早いM病院、それでもだめだったらO病院…と6病院くらい考えていました)

もしもに備えて、どこに受診するかあらかじめ考えておけばよかったなぁと感じました。

発熱外来


数として把握されているよりもはるかに感染者は多いだろうなと感じました。

インフルエンザ並みに治療薬が簡単に手に入るようになるまでは、発熱のたびにドキドキする生活を続けるしかないのかなと思います。

濃厚接触

同居でもほぼ接触がない場合もあれば、別居でもがっつり数時間食事した人とでは感染しやすさは違うと思います。

同じ待機期間でも完全隔離できる場合もあれば、間取り的に隔離が難しかったり、乳幼児や介護が必要な方の場合は看護する人が必要だし、室内の対策にしたってできる・できないがそれぞれの家庭によって違うだろうし、同じ濃厚接触者でもグラデーションがかなりあるだろうなと感じました。

だからといって事細かに線引きできないだろうしなぁ。

そのあたりは各々の考え方で判断してくださいってことなんだろうけど、なんだかモヤモヤした気持ちに少しなりました。

メンタルにくる

感染者と同じ空間で過ごすのは、思っていた以上にしんどかったです。

感染したのが夫だったら隔離しやすいので気持ちも少し違ったかも。

(でも夫がコロナになったらいやだけど)

発症するかもしれないという恐怖、手洗いと消毒を頻繁にしすぎて疑心暗鬼になり、食事の中にウィルスが入り込んでいて夫にうつしてしまうんじゃないかと怖くなって気持ちがパンパンに張り詰めてしまいました。

食事作りがつらかったので、夫の濃厚接触者の待機期間が明けてからは夫にお弁当を買ってきてもらって過ごしました。

消毒など普段以上に気を使わなければならず、何をやるにも消毒しながらなので時間がかかりました。

普段とは違う生活で疲れやすいので、できるだけ楽に過ごせるようにしたほうが良いと思います。




この対策で本当によかったのか分からない

ここにまとめたのは「あくまでうちの場合」です。

私なりに考えて対策をしましたが、これで本当に良かったのか分かりません。

もっと出来ることがあったり、逆に必要のない対策もあったかもしれません。

間取りや家族構成によってもできる対策に違いはあると思います。

自分にできる範囲で、できることをするしかないのだと思います。

とにかく療養期間を無事に終えることができて本当によかったです。