前回は試作ということで安いプラスチックダンボールと配線カバーで内窓を作りました。
今回は太陽の光が当たる窓に内窓を作るので、劣化しやすいプラ段ではなく、中空ポリカーボネートを使って内窓を作ります。
材料
ホームセンターに行ってみたところ内窓作りのコーナーが出来ていたので、そこで材料を揃えました。
前回は配線カバーを使いましたが、今回は内窓用のレールを購入しました。
今回は内窓用のレールなので、上側は少し厚みのある上レール、下側は厚みのない下レールを購入してみました。
比べてみると厚さが違いますよね。
材料費はおおよそですが、50×160の横長窓、50×150の横長窓、110×60の縦長窓が2つ、60×50の窓の計5つで15000円ほどでした。
横長窓
横長窓はプラ段で作ったときと作り方は同じです。
レールは小型ノコギリで切りました。
(作ってみた感想としては上下とも下レールで作ってもよかったかな? という気がします。上レールは厚さがあるので、そのぶん切りにくかったです)
ポリカの大きさは、切るのが面倒だったので横幅はポリカの大きさのままにしました。
プラ段より硬くてレールに嵌め込みにくかったので、縦は窓の縦の長さより−7mmにしました。
ポリカはノコギリで切ると切屑が中に入り込んでしまうらしいのでカッターで切ります。
プラ段より格段に硬いので、一度に切ろうとせず、カッターを何度も動かして根気良く切ると綺麗に切れると思います。
窓枠にマスキングテープを貼り、強力両面テープを貼ったレールを取り付けます。
そこに中空を塞ぐように梱包用の透明テープを貼った中空ポリカをはめ込めば完成です。
横からの冷気を防ぐための横カバーやポリカがたわまないように支えるフレームも売っていましたが、今回はあまり隙間ができなかったので購入しませんでした。
縦長窓
下の窓が上に動くことで窓を開けることができるタイプの窓です。
そのため横長窓と同じように作ることができないので、内窓も上下できるように作る必要があります。
レールは上下ではなく左右に取り付けます。
横長窓の時は上レールと下レールを購入しましたが、縦長窓の場合は両方とも下レールを使って作りました。
作り方は横長窓を同じです。
横長窓の場合はポリカを切るときに縦方向を7ミリ短くしましたが、横長窓の場合は左右のレールに取り付けるので、横方向に−7mmで切りました。
横長窓と同じようにレールを取り付け、ポリカをはめ込みます。
こちらの窓の場合、上のポリカは固定する必要があります。
両面テープを貼った隙間テープをレールの溝に押し込み、上のポリカが落ちてこないように固定しました。
お風呂場の内窓
こちらも縦長窓と同じように上下に内窓が動くようにレールを設置することにしました。
水がかかる場所なので、上下にレールを取り付けるよりも左右にレールを取り付ける方が汚れにくいかなと思ったからです。
縦長窓と同じように横方向に−7mmで切りました。
お風呂場なので耐水用の両面テープでレールを固定し、ポリカをはめ込みました。
二重窓の効果
2階リビングにある二重窓でどれくらい効果があるか確認をしてみます。
この日は天気予報によると外気温は10℃。
まずは二重窓をした状態で室温を確認すると19.7℃でした。
次に窓と二重窓の間に室温計を入れ15分置くと17℃になっていました。
エアコンの影響もあると思うので厳密な結果ではないと思いますが、3℃近くも差があるとは思わずびっくりしました。
ちりつもですが多少は電力消費量が違うかな? と思います。
あとは結露ですね。
うちの窓はペアガラスになっているのでガラス部分には結露ができないのですが、サッシはアルミ素材のようで、結構結露がついていました。
二重窓にしていない窓は結露で濡れていても、二重窓にしている窓はほとんど結露をしていません。
これだけ効果があるなら他の窓も二重窓にしようかな、と思っているところです。