ひとひ

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小2の息子と夫の3人暮らし。持たない暮らし、シンプルな暮らしを目指しています。

含歯性嚢胞・親知らず抜歯入院手術記録①


3月末に奥歯に痛みを感じるようになり、隣の市の市立病院で診察してもらったところ親知らずが原因の含歯性嚢胞(がんしせいのうほう)と診察された。

眠れないほどの痛みがあったが、幸いにも抗生剤の服用で痛みは治まった。

放って置いても治るものではないようなので手術して摘出することになった。


入院前

私の親知らずはかなり深いところに埋まっていて、横向きに生えている。

神経にかなり近いようで、個人クリニックで抜くのはリスクがあるため大きな病院で抜くことをおすすめされた。

市立病院の歯科口腔外科はかなり混み合っていて、手術日は初診から約3ヶ月後になった。

嚢胞ができているのは下の左側だけだが、「右の親知らずも一緒に抜いてもらえますか?」とお願いしたところ「いいですよ」と言ってもらえたので下の両方の親知らずを抜くことになった。

(右の下の親知らずも歯茎に埋まってる)

入院二週間前

入院から2週間前の6月後半に受診し、血液検査、尿検査、血圧、肺活量の検査、耳鼻科での検査を行った。

今回初めて肺活量の検査を行ったが、検査担当の方が「もうちょっといけると思います」と励ましてくれて、期待していた数値が出ると「いいですね」と褒めてくれるので楽しかった。

口の手術のため鼻からチューブを通すので耳鼻科での検査もあったが、どうやら他の人よりも鼻の穴が小さいらしく、「チューブで傷ついて鼻血が出やすくなるかもしれません」と言われた。



入院説明で「医療費の限度額申請をしておくと良いですよ」と事務の方に説明されたので次の日に市役所へ。

(私は国民健康保険。それぞれ所属している保険組合にご相談してみてください)

私の家から市役所の出張所までは歩いてすぐだが、限度額申請は本庁でなければできなかったので車で30分かけて本庁へ。

申請自体はものの5分で終わり、認定証もすぐに発行してくれた。


入院一週間前

入院一週間前から同居家族全員の体温・体調と行動履歴(学校とか仕事とか外出なしとか簡単なもの)を提出する必要があった。


入院前日

入院前日の朝イチで採取した唾液を病院まで持って行き、コロナの検査を受ける必要があった。

「陽性の場合は夕方に連絡します」と言われていた。

色々と調整して入院の計画をしているので、もし陽性になって入院できなかったらどうしようと若干不安になったが連絡はなかった。


入院初日

9:30入院受付。

夫が病院まで送り届けてくれる。

一応1週間程度の入院となっているのでリュックがパンパン。

スーツケースがあったら楽だっただろうな。



入院同意書などの書類を提出し、看護師さんに案内されて手術室へ。

そこで麻酔科の先生と手術室看護師さんから手術開始時間や麻酔についての説明。

ご飯は手術の前日21時まで、水分は当日朝9時までと説明を受ける。

入院前の説明でアクセサリーや化粧やネイルはなどはしないように言われていてピアスとか指輪は外してきたけれど、まつ毛エクステもダメらしい。

エクステってその場で簡単に外せるものなのだろうか?



また看護師さんに連れられて6階病室のラウンジへ。

そこで体温を測ってから病室に案内された。

案内されたのは4人部屋の窓側。

窓から外が見えていい気持ち。

子供の頃に入院したことがある病院は確か6人部屋で、一人一人のスペースがベッドと+αくらいしかなかったけれど、この病院は新しいからか一人一人のスペースがかなり広くとっていて過ごしやすい。

病衣はレンタルした。

Mサイズにしてもらったけれどズボンがパツパツ。

下半身が太い。



体重測定もする。

51キロくらいあるかな? と思っていたけれど、お腹ぺこぺこの状態だったので49.7キロだった。

手術した後はおそらくあまり食べられなくなるから、どれくらい痩せるのか楽しみ。



薬剤師さんから翌日の点滴などの説明を受けている時に館内放送で「コードブルー」が宣言されて一瞬ビビる。

私は割と気楽な入院だけど、当たり前だけどギリギリな状態の方もいらっしゃるのだな。

私は数週間前に咳で近所のかかりつけ病院を受診していて、そのときに喘息治療用の吸入器を処方されている。

(ゼーゼーした呼吸はなく喘息とは言われなかったが、念のため吸入薬を処方しておきますという感じだった)

咳がひどい時にロキソニンの湿布薬を使ったら咳がひどくなったことがあると言ったら、念のためロキソニンではなくカロナールでの処方にしておきますと薬剤師さんから説明を受けた。



お昼は12:20頃。

常食だからか薄味とは思わなかった。

ご飯の量が思いのほか多かったけど完食。

牛乳寒天がおいしかった。



ダウンロードした『翔んで埼玉』を見る。

びっくりするくらい時計の進みが遅い。

息子が帰ってきている時間になったけれど、息子は朝学校に行く前に少し涙ぐんでいたから、留守をお願いしている母と一緒に仲良く過ごせているか心配。

担当の看護師さんがきてくれて看護計画の説明。

16:00からシャワーに入れるので、初回は使い方の説明もあるので時間になったら病室に迎えに来ると説明があった。



『翔んで埼玉』を見終わった後、進撃の巨人を見る。

15:00頃歯科口腔外科の外来に行って歯の点検。

歯石はついていなかったようだけど、昼食後はいつも使っている電動歯ブラシではなく手動の歯ブラシだったのでうまく磨けていなかったみたい。

少し歯垢がついていたみたいで取り除いてもらう。



16:00になっても看護師さんが来てくれなくてちょっとドキドキ。

15分くらいしたら来てくれて、慌ててシャワー。

新人さんぽい感じだから色々忙しいのだろうな。

石鹸を持ってきていたけれど、備え付けのボディーソープとシャンプーがあったので使わせてもらった。



16:40頃に祖母と息子に電話。

電話室は公衆電話が一台と椅子が置いてあり、そこで電話するようになっている。

(ラウンジでは電話禁止。電話は電話室でのみ可)

息子の元気そうな声が聞けたし、母も大丈夫だよと言っていたのでちょっと安心した。

宿題もして、ゲームをやり終えたところだったみたい。



18:00夕食。

メロン嫌いなのでへこんだ。

あいかわらず白米の量が多いけど、味付けもしっかりしていて美味しかった。

手術前最後の食事。

甘いものを少し口にしたいなぁ、でも一階のコンビニまで降りるのは面倒だなと思って自販機のミルクティーを買って飲んだ。



19:00頃に再度看護師さんから飲食時間などの説明。

手術の時に履く弾性ストッキングのサイズを調べるためにふくらはぎを測ってくれたのだけど、一番太いところではないところで測っていて本当にこのサイズで大丈夫なのか若干不安。

私のふくらはぎは立派よ。



住宅街にある病院だけど、窓の外から見える光が綺麗だなと思う。

21:00の消灯時間を過ぎても全く眠くない。

普段カフェインを避けているくせになんで夕方にミルクティーを飲んじゃったんだろうと若干後悔。

夫とLINE。

ダウンロードした侍ジャパンのドキュメンタリーを見る。

絶食期間に入っているのにすでにお腹が空いてきた。

病院の夜は結構うるさい。

モニターの音とか他人のトイレを流す音とか。

通路を挟んで反対側の部屋から男性のものと思われるイビキが聞こえてくる。

100均で買ってきた耳栓のおかげで少し音が緩和される。

途中でお腹が痛くなってトイレに行く。

結局24:30くらいまで起きていた。



→②につづく